○日時:令和7年8月30日(土曜日)14:50〜16:10
○会場:静岡県総合社会福祉会館「シズウエル」7階 701会議室
○出席者:
【障害者政策課】
静岡県障害者政策課 障害者政策班班長 後藤武徳 様
静岡県障害者政策課 障害者政策班主査 河村俊宏 様
【静岡県手をつなぐ育成会】
NPO法人富士市手をつなぐ育成会
井上祐二さん
赤堀 伶さん
長谷川 澄さん
静岡市静岡手をつなぐ育成会
田形潤也さん
小野田洋介さん
中村公洋さん
牧田大志さん
藤枝市手をつなぐ育成会
秋山太一さん
焼津市手をつなぐ育成会
石橋潤一さん
浜松市浜北手をつなぐ育成会
大城明日郁さん
浜松市浜松手をつなぐ育成会
清水ゆかりさん
小出会長、杉本副会長、各市育成会会長ほか
○概要:
令和7年8月30日、知的障害のある本人、保護者、支援者などが参加し、
県の障害者計画および今後の支援体制に関する意見交換会が開催されました。
本人の生活・就労の課題、支援者への要望、将来への不安、県計画に対する要望など、
幅広い意見が出され、多くの課題と改善の方向性が共有されたと感じました。
1.主な意見の整理
(1)生活・経済面について
給料には一定の満足はあるが、物価高の影響もあり「もう少し余裕がほしい」という声が多い。
収入の一部は家計へ入れつつ、毎月の貯金を継続している人もおり、金銭管理の支援を求める意見があった。
一人暮らしや将来の生活設計について不安を感じる本人も多く、相談先の明確化が必要。
(2)就労・職場での課題
支援員や職場の職員からの「言い方」「伝え方」で傷つくことがある。
障害特性の理解不足により、誤解や叱責が生じるケースがある。
本人は仕事を継続したい思いが強い一方、コミュニケーションの難しさがストレスとなることが多い。
障害者雇用全体として、職場定着のための細やかな支援と理解促進が求められる。
(3)支援者への要望
障害特性の理解を深め、本人の気持ちに寄り添った言葉かけをしてほしいという意見が多かった。
支援者の知識や姿勢にばらつきがあるため、支援者研修の充実が必要。
パンフレットや説明資料は、もっと「当事者に分かりやすい表現」で作成してほしい。
(4)県の障害者計画に関する意見
現行計画は専門的・抽象的な表現が多く、内容が理解しにくい。
施策の説明は、当事者にも伝わる言葉で簡潔に、イラスト等も活用してほしい。
数値目標や実施状況が分からず、どこまで進んでいるか見えにくい。
→ 進捗を明確に示す工夫が必要である。
(5)地域生活・グループホームについて
高齢化・重度化に伴い、地域で暮らし続けるための支援体制が不足している。
65歳以降の生活の場の選択肢が限られており、将来の不安が大きい。
グループホームの支援内容や質の差があるため、支援の標準化と質の確保が求められる。
(6)本人の声を聞く仕組みについて
今回の意見交換会は非常に有意義であり、継続実施を希望する声が多かった。
半日程度の時間を確保し、本人同士が生活・通勤・仕事の様子を共有できる機会を増やすべき。
本人が県の協議会等に「委員」として参加し、計画策定に直接意見を反映できる仕組みを望む。
2.今後の方向性(提案)
<当事者参加型の施策検討の強化>
本人の意見を定期的に聴取する場の設置
協議会等への本人参加の拡大
<分かりやすい計画・資料づくり>
やさしい日本語・図解の活用
施策の進捗を見える化する工夫
<就労・生活支援の質の向上>
支援員研修の強化(障害特性・コミュニケーション・配慮方法など)
金銭管理・生活設計に関する支援体制の整備
<地域生活の安心確保>
グループホーム支援の標準化と質向上
高齢期・重度化に備えた住まいと支援の整備
3.まとめ
本意見交換会では、本人・保護者・支援者から多くの率直な声が寄せられました。
特に、
本人の声を丁寧に聴き取る仕組みの必要性
分かりやすい情報提供の不足
支援者の理解・コミュニケーションの改善
将来の生活への不安
が共通の課題として明確に示されました。

趣旨を説明する静岡県障害者政策課 障害者政策班班長 後藤武徳 さん

意見交換の様子。右端は静岡県障害者政策課 障害者政策班主査 河村俊宏 さん

意見交換の様子

ファシリテーターの皆様ほか

意見交換の様子

意見交換の様子

意見交換の様子

意見交換の様子

意見交換の様子

意見交換の様子

意見交換の様子
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